2011年07月11日

優しい手

二人で歩いていると
Vが「ちょっとまってて」
そう言って先を歩くと

目の前に、車道に自転車にまたがって老人が身動きできずふらふらしている姿がみえました。


Vは自転車のハンドルを持ち


「あぶないよ!

はやくおりて! 」

老人はまたいだ足を上げようとしても上がりません。


「だいじょーぶ、だいじょーぶ、

ゆっくり、ゆっくり」

老人は少しづつ足をヨロヨロさせながら上げますがなかなか上がりません。


「ゆっくり、ゆっくり」

やっとで自転車から降りふらふらしながらガードレールに手をかけ身体を支えてます。

Vは自転車を歩道に移動してまた戻って老人の腕をもち

「あそこで少しやすんだほうがいいよ。

あなた、むりだよ

もう自転車のらないほうがいい。」

Vが支えても歩けないので私も近づいて腕をとりました。

老人のポロシャツは穴が開いてボロボロで襟が背中側で前後が逆でした。

歩道の脇のブロックに座らせ

「ここで 少しやすんで」


そう言ってまた二人で歩き始めました。


「あのひとホームレスかもしれない。

自転車、むりだ。

さっきころんだんだよ。
手から血がでてたでしょ」
Vと一緒だとこんな事が多いです。

私ひとりなら全く気にもとめなく 素通りしてしまうのに

自転車置き場で自転車がなかなか出なくて困ってる人にさっと行って出してあげたり、

ベビーカーが溝にはまってるとすぐに助けてあげたり、

何より外を歩けばあちこちで挨拶され、なかには車を止めて声をかけてくれる人まで。

こんな時Vのそばにいると穏やかな気持ちになります。






dosetdarm at 00:36│Comments(1)TrackBack(0) V 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by ☆   2011年07月12日 00:56
かっこいい!!

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
プロフィール

dosetdarm


Jaywalk

記事検索