2008年09月17日

ある日のこと、、


ある日のこと、、

いつもの様にVが仕事から帰り
家に入るなり

「みけちゃん、きょうなにかあったの?」

「え?なにもないよ。」

「うそつかないで、なにかあったでしょ?」

「どうして、なにもないよ。」

「だっていつもは、”おかえり”っていって一緒にはいるでしょ。
いまはすぐにせなかをむけてはいってった。」

ぼんやり考え事をしてたんだ。

その夜の散歩で
「みけちゃん、もうふたりはふうふでしょ。
ひとりじゃないんだよ。なにかあったらすぐにいって。」

「あのね、私は小さい時から変なこと考える癖があるんだ。
自分はいつ死ぬんだろう。死んだらどうなるんだろう、
永久に目が覚めないで眠り続けるって怖いって。
むすめにいうとばっかじゃないって笑われる。」

一人で家に居て暗く静まり返ってついそんなことを
考えた時だった。

「ほんと、ばかだね。
それはいま私と居てもそう考えるの?」

「あっ、そういえばさいきんないな、、。」

「人間、死んだらなにもないんだよ。
だからかんがえてもむだなんだよ。
いつ死ぬかもわかんないし順番だってないんだよ。
お兄さん死んで2週間後にお父さん死んで、、。
これからさきなんてどうなるかだれにもわからない。」

「うん。」

「でも、、とりあえず、、。
2日後、、近い将来のことだけかんがえる。」

「うん」

「そうして、1日1日楽しく幸せになる事を考える。
私はいつも言うでしょ。みけちゃんの幸せのためにがんばってるって。
わたしのしあわせはみけちゃんだ。
みけちゃんは?どうするの?」

「Vの幸せを考えてせいかつする。」

「うん、だから?いつもにこにこ笑っていることでしょ。
もう、そんなはなしはおしまい。
今から変なこと考えちゃだめだよ。」


私の長年の変な考えを真剣に答えてくれたのは
Vが初めてでした。





at 15:18│Comments(0) V 

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